遠笛

左官−挾土秀平のブログ
背景の集団





ひとつひとつの、技能と
ひとりひとりの、感性だけでは


いずれ切れて
散れぢれになってしまうだろう。

この先は
自分を含めたひとりひとりが
場所となることを目指して


ひとつの命で終わらない永遠の
背景を連綿と流れる水となる。

あの日の
あの焼けるような夕陽の

首筋から耳元に走ったざわめきの
原郷をつくり戻ってゆくのだ。



耳で感じ
目で触れる

その水となれない者は、ちぎれてゆく
その水になれなければ、背景にはなれない。


どこへ旅したとしても
最後に見つめるものを信じ
切れて散れぢれにならない
小さく無数に結びあった場所をつくる。


我々は
ひとつひとつ、
 〆固めた拳の縄となる


縄から藁へ、枯葉へ。


やがてそこは
生と死を続ける
盛りあがった場所になり

我々は
背景のある集団になるのだ。













| 最近のこと〜                   職人社秀平組(独立後の自分) | 14:34 | - | - |

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