遠笛

左官−挾土秀平のブログ
はじめての地




広漠な地平を眺めている
遠い向こうまで雲が立ち込めている。

長い旅の車窓は

見下ろす斜面が、丸い地平にのめり込み
海のような雲が、水平遠くそり返って行く


空と地表のその間に
枯れたススキが輝いて過ぎた
冷たい風を駆ける子どもを見つけて見失なった。

過ぎゆく景色は
身体の奥で徐々に響きに変わり


その残響を持ったまま
ホームに降り立つと


進むこの道の先に
いつかどこかで感じた空気を想う


人けのない水田の反射
流れる川の冷たい水模様に

自分の知らない自分が浮きだして歩く

戻っているに違いないと歩く、はじめての地。







| 最近のこと〜                   職人社秀平組(独立後の自分) | 14:15 | - | - |

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